プログラム説は、遺伝子の中に老化のプログラムがあると考える説です。
エラー蓄積説は、ストレス、精神的なものや紫外線や活性酸素などの
外部的な要因によって、修復不能なエラーが蓄積されて老化すると考える説です。
老化したコラーゲンには不自然な架橋があるそうです。
これが、代謝を阻害することから老化の原因のひとつと考えられています。
また、架橋の原因はエラーの蓄積による結果なので、エラー蓄積説にもあてはまります。
人の若いコラーゲンの割合は、17歳頃がピークですが、
20歳を過ぎた頃からいっきに減り始めます。
25歳頃では89%ありますが、80歳頃には20%まで減少します。
成長期を過ぎたとたん、若いコラーゲン量は減っていきます。
これはプログラム説にあてはまるようです。
若いコラーゲンが細胞の活動を支えていますので、コラーゲンが減る事は
器官や臓器の働きにまで影響を及ぼすのではないでしょうか。
ですから、コラーゲンの減産が老化の第一歩と考えることもできそうです。